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  • トイ・ストーリー5』ウッディとバズは「しかるべき理由があって戻ってくる」とバズ役声優「とても巧妙な物語です」

    ディズニー&ピクサーの大人気シリーズ最新作『トイ・ストーリー5』にファンは期待を抱く一方、戸惑いもあるのが正直なところかもしれない。しかし、バズ・ライトイヤー役の本国声優、ティム・アレンいわく、第5作の展開は非常に妥当で、納得のいくものとなっているようだ。

    『トイ・ストーリー5』は賛否両論を招いた『トイ・ストーリー4』(2019)から続く、オモチャたちの新たな物語だ。ピクサー公式サイトによると、「オモチャとテクノロジーが激突。彼らの仕事は、遊びの時間を脅かす新たな脅威の出現によって急激に難しくなる」とのこと。ウッディの妹分の陽気なカウガール人形、ジェシーが多く登場すること、現代の観客に合わせた驚きの演出が仕掛けられていることが分かっているが、多くはまだベールに包まれている。ディズニーによる広告主向け発表会「アップフロント2025」(現地時間2025年5月13日開催)に登場したアレンは、最新作にてウッディとバズがしかるべき理由から物語に戻るのだとコメント。シリーズの絶大な人気を支えてきたアレンの口ぶりからも、自信作であることが窺える。しかし、アレン自身も、第4作からも第5作という流れには幾分批判的な視線を感じていたようだ。アレンは以前にも『トイ・ストーリー5』には「バズ・ライトイヤーの信じられないようなオープニングシーンもあります」と明かしていたが、このオープニングは、バズとウッディが元通りになることにも繋がっていくのだろうか。続報が待ちきれない。

    監督・脚本は『ファインディング・ドリー』(2016)『WALL-E』(2008)のアンドリュー・スタントン。『トイ・ストーリー』過去4作品の原案・脚本を担ったキーパーソンが、満を持して監督として初登板する。共同監督は短編『アルベルトの手紙』(2021)のマッケナ・ハリス、プロデューサーはジェシカ・チョイが務める。

    『トイ・ストーリー5』は2026年6月19日、US公開

  • ディズニーとF1が2026年に向けてコラボ発表、ミッキー&フレンズがサーキットに登場

    F1とディズニーは、2026年から始まる新たなコラボレーションを発表した。世界中で親しまれるキャラクター「ミッキーマウス」をはじめとする“ミッキー&フレンズ”がF1の世界に登場し、さまざまな体験型コンテンツや商品を通じてファンとつながるという。この取り組みは、創造性・エンターテインメント・革新性といった両ブランドの共通の価値観に基づき、グローバル規模でユニークで忘れられない体験を提供していくことを目的としている。詳細は今後数カ月のうちに発表される予定だ。

    F1のチーフ・コマーシャル・オフィサー、エミリー・プレイザー氏は次のようにコメントしている。 「ディズニーとのコラボレーションは素晴らしいものになると確信しています。ミッキー&フレンズの世界をF1ファンに紹介し、同時にF1の魅力をディズニーファンにも届けられるのは非常に意義があります。これは、F1がスポーツの枠を越え、より幅広い消費者層にアプローチしていくという戦略にも合致しています。世界に8億2,000万人以上のファンを抱えるF1と、革新とエンターテインメントで知られるディズニーの組み合わせは、まさに理想的です。両チームがどんなアイデアを形にしていくのか、今からとても楽しみです」

    ディズニー・コンシューマー・プロダクツのプレジデント、タシア・フィリッパトス氏も次のように語っている。 「ミッキーマウス&フレンズの誕生からまもなく100周年を迎えるこの特別なタイミングで、F1とのコラボレーションが実現するのは非常に光栄です。ディズニーファンとF1ファンの双方に楽しんでいただける商品や体験を、世界中にお届けしていきます

  • 大谷翔平とエンゼルスの6年間は何だったのか

    大谷翔平(ドジャース)の世界的な価値は青天井で高まっている。「投打二刀流」という現球界で唯一無二のパフォーマンスもさることながら、ありとあらゆる企業の広告塔としても活躍を続けるスター性も兼ねる彼を巷で目にしない日はない。実際、大谷の影響力は数字が如実に示している。米老舗経済紙『Forbes』は現地時間5月15日に「2025年のアスリート長者番付」を発表し、大谷の副収入が1億ドル(約146億円)に達したことを伝えた。これはサッカーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの5000万ドル(約73億円)の約2倍にあたる規模となっている。  MLBのマーケットは国際的に見れば、小さい。その事実をふまえれば、なおのこと大谷が異次元の存在であるかが伺える。  だからこそ、そんな偉才を「活かしきれなかった」チームの戦略には批判的な声が飛ぶ。現地時間5月17日に、米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』に出演した米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は「チャンスはいくらでもあったのに、それを活かさなかった」と、古巣エンゼルスを糾弾した。  大谷が2018年から在籍したエンゼルスでの6年間について「彼らはドジャースのように彼を活かせていなかった」と断言するローゼンタール記者は、ありとあらゆる観点から大谷を取り巻く戦略を分析した。 「何よりもまず経済的に上手く活用しなかった。それはスポンサーシップを獲得して、新たなファンを呼び込むという意味でね。そして、彼らはオオタニをトレードする機会もあったのにしなかった。もし、彼とFA後に再契約をする考えが頭の中にあったのなら、残す判断は問題ない。しかし、彼らは全く再契約をする素振りすら見せなかった。エンゼルスはあらゆるレベルで不十分であり、チャンスを逸したんだ」  エンゼルスの対応を断じるローゼンタール記者は、「オオタニ自身が再契約を選んだかは分からない」と前置きしつつ、「ただ彼らはオオタニの価値を正しく評価せず、スポーツにおける彼の立ち位置というものを理解してもなかった」と批判。そして、チームのあらゆる決定を取り仕切っているアート・モレノオーナーの手腕を疑問視した。 「モレノ氏が責任を負うべきなんだ。その理由はもちろん彼がオーナーとして、チームの全てを監督していたからだ。オオタニがいた時に経済的な利益を十分に活かそうしなかったのは他でもない彼だ。フロントにトレードさせなかったのも彼であり、最終的にオオタニとの再契約に動かせなかったのも彼だ」 「彼がオオタニ側に望んでいたとされるのは、4億ドル~5億ドルだ。だから、彼はオオタニとの7億ドルの契約に反対した。そして『その金額なら交渉はしない』と決断した」  一般層にも高い知名度を誇るドジャースだからこそ、大谷の価値はより上がったという見方もできる。しかし、ローゼンタール記者が指摘する通り、エンゼルスに二刀流スターを活かす努力が足りなかったのは間違いない。

  • 異国情緒あふれる東京ディズニーシーで、「食」を巡ろう!

    ただいま東京ディズニーシーでは、“食で世界を巡る”をテーマにスペシャルイベントを開催中。6月30日(月)までの期間限定で、2回目となる「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」がスタートしています。春から初夏にかけてのおだやかな日差しのもと、異国情緒あふれるパークを散策しながらさまざまな食を満喫できるイベントです。多彩なフードはもちろん、世界のワインやビールも大集合。食べ歩きが大好きなDomaniスタッフが行ってきたので、その様子をレポートします。 ◆パークのあちこちには、ゲストを歓迎するデコレーションが パークを歩いていると早速、ディズニーキャラクターたちがさまざまなシチュエーションで「食」を楽しむバナーを発見♡ フェスティバル気分をいっそう盛り上げます。 S.S.コロンビア号の前に登場したフォトスポットで記念写真パシャリミッキーマウスが旅をしながら食をエンジョイする様子が描かれていて、額縁の中に入って撮ることができます。 フェスティバルの中心になるのは、アメリカンウォーターフロントのニューヨークエリア。色とりどりの花や大きなワイン樽をモチーフにしたデコレーションがお出迎え。まるで春の訪れをお祝いしているよう。 ◆過ごしやすい陽気のなか、食べ歩き&飲み比べが楽しい イベント期間中はアメリカンウォーターフロントをはじめ、各テーマポートでそれぞれの「らしさ」が光る今だけのフード&ドリンクを提供しています。キャストからマップを受け取っておくと、地図と一緒にメニューが一気見できるのでおすすめ。

    食べ歩きを楽しむなら、できればたくさんの種類を試したいもの。ちょこちょこ味見できるちいさめサイズがうれしいです。お味はお酒にも合いそうなしっかりめのメニューが多めですが、飲めない人もおいしく楽しめるはず。

  • NBAの珍プレー大賞「シャクティン・ア・フール」が発表…レブロンがMVPを初受賞

     

    レブロン・ジェームズロサンゼルス・レイカーズ)に遂に、“笑いの王冠”が授与された。シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が主催するNBAの珍プレー大賞「シャクティン・ア・フール」で、レブロンが2024-2025シーズン栄えある(?)MVPに選出された。これまでチャンピオンリングから個人賞まで、数あるタイトルをほしいままにしてきたキングが、40歳にしてようやくコート上のユーモアでも評価されることとなった。「シャクティン・ア・フール」とは、2011年にTNTの番組『Inside the NBA』内でスタートしたコメディコーナー。視聴者の投稿クリップとファン投票により“今週の珍プレー”が選出され、シーズン終了後には最多出演や投票数を基準にMVPを決定している。もちろん、賞金や盾の贈呈はないが、失敗を笑いに昇華するいかにもアメリカらしい文化であり、スター選手もロールプレーヤーも平等にイジられる、ある意味もっとも“民主的”なアワードと言える。しかし、キングにもようやく受賞の機会が巡ってきた。百戦錬磨の王は、振りかぶったフリースローでエアボール、らしくないゴール下のイージーショットミス、アウトオブバウンズからのスローインをバックボードに当てるなど、豪快なミスの数々がネット民の餌食となってしまった。

     ホストのシャックは、レブロンのMVP発表直後、以下のコメントを残し、その後のスタジオではレブロンの珍プレー集がリピートされた。

    ベン・シモンズより上だと? ブロン、俺の仕業じゃないぞ(笑)」
     
     SNSも、レブロンの受賞にともない大盛り上がりとなった。「レイカーズに来てから毎年、これを獲るべきだった」、「GOATの議論に新たな栄誉が加わった」など、多くのユーモアが飛び交い、偉大さに敬意を払いながらも、レブロンのキャリアに新たな彩りを与えたと前向きに捉えている。この珍プレー賞は設立後、シャクティンの常連である珍プレー王ことジャベール・マギー(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)の連覇で幕を開けた。余談だが、シャックとマギーの両者はシャクティンを理由にSNSで応酬を繰り広げ、最終的にはシャックが3度のNBAチャンピオンの揚げ足を取りすぎた余り、マギーの母親まで登場して騒動が鎮火する事態にまで発展している。

     歴代最多受賞者は、3度の受賞歴を誇るラッセル・ウェストブルック(デンバーナゲッツ)だ。初タイトルとなる2016-2017シーズン、フロントコートへボールを運ぶ際にドリブルをせずに5歩も前に進んだシーンは、シャクティンの名シーンのひとつとして今なお語り継がれている。

  • ペイサーズ対ニックス

    この2チームは互いによく知る間柄だ。1993年以降、プレーオフでの対戦は今回で9回目となる。昨年は、戦力が崩壊していたニックスをペイサーズが第7戦で下した。今年のニックスはより健康で、ミケル・ブリッジズとカール アンソニー・タウンズも加入し、今度こそリベンジを狙う。 ここでは、どちらに優位性があるのか、また両チームの鍵となる要素を見ていく。

    ニックス対ペイサーズの予想

    「NBAは3ポイントショットを打ちすぎだ」と感じているなら、このシリーズはあなた向きだ。レギュラーシーズンにおいて、ペイサーズの3ポイント試投率でリーグ21位、ニックスは28位だった。 ペイサーズはコート全体から得点でき、ニックスはペイント内で相手を圧倒する。両チームともシュート力に優れており、非常に見応えのあるシリーズになるはずだ。 昨年の東地区準決勝、ニックスは負傷者続出により崩壊した。今年はやや健康だが、ジェイレン・ブランソンは右足首をまだ痛めている。彼とタイリース・ハリバートンは、プレーオフ中に交互にクラッチタイムで輝いてきた。となれば、終盤戦の緊迫感は必見だ。 ニックスはファーストラウンドでデトロイト・ピストンズを6戦で退けた。セカンドラウンドではセルティックスに対して3勝1敗のリードを築き、第4戦終盤のジェイソン・テイタムの負傷で、セルティックスの反撃の芽も完全に絶たれた。 とはいえ、レギュラーシーズンでは勝率5割以上のチームに対して15勝23敗と大きく負け越しており、「本当に強豪に勝てるのか」という疑念は残る。セルティックス戦の3勝もすべて14点差以上のビハインドからの逆転だった。 ニックスの勝因は、毎試合見せる驚異的なハッスルだ。ジョシュ・ハートはルーズボールに全力で飛び込み、OG・アヌノビーとミケル・ブリッジズは試合の大部分に出場し、終盤に全力を注ぐ。そして、ブランソンはNBAでも屈指のクラッチプレイヤーとなっている。だが、同じようにハードに戦うペイサーズを相手にしたときにどうなるのか。 最終的に、我々はペイサーズに軍配を上げる。シーズン序盤はハリバートンのケガで苦しんだが、今は絶好調だ。レギュラーシーズン終盤は40勝17敗、プレーオフでは8勝2敗と圧倒的な結果を残している。ディフェンスもシーズンを通して向上し、パスカル・シアカムやハリバートンをはじめ、ロールプレイヤーたちもプレーオフでステップアップしている。 ペイサーズは選手層、コーチング(トム・シボドーへの敬意を込めつつも)、そして健康面でニックスを上回っている。これらがこのシリーズでわずかながら優位性を与える。・2024年10月26日:ニックス 123-98 ペイサーズ ・2024年11月11日:ペイサーズ 132-121 ニックス ・2025年2月12日:ニックス 128-115 ペイサーズ 第1戦では、ハリバートンがキャリア最悪級のパフォーマンス(ショット8本全て失敗の無得点)。当時は背中のケガに苦しんでいたが、第2戦ではそれを乗り越え35得点、14アシストをマークして勝利をもたらした。 第3戦ではアヌノビーとマイルズ・ターナーが欠場。タウンズとハートが合計70得点を記録し、ニックスが全てのクォーターでペイサーズを上回る快勝を収めた。

    ニックス対ペイサーズ注目ポイント:

    ・ペイサーズのディフェンスは通用するか? ニックスは補強により明確に戦力アップしているが、ペイサーズも内部成長を遂げている。昨季はディフェンシブ・レーティングでリーグ24位だったが、今季は14位に上昇。 プレーオフではさらに守備が強化されており、オフェンシブ・レーティング10位のバックス(ただしリラード欠場あり)とNBA歴代2位のオフェンシブ・レーティングを記録したキャブス(主力多数欠場)を相手に、どちらも平均以下の得点に抑えている。 ニックスのオフェンスはブランソンに大きく依存しており、彼を止められるかが鍵となる。ペイサーズにはアンドリュー・ネムハードという優れたポイント・オブ・アタック・ディフェンダーがいるが、ブランソンは過去にそのマッチアップで優位に立ってきた。 よりフィジカルなディフェンダーであるアーロン・ニスミスの起用も考えられる。彼の方がやや抑えられているが、それでもブランソンは高得点をマークしている。 誰をマークに付けるにせよ、ペイサーズ全体の集中力が求められる。 ・ニックスはペイサーズを止められるか? ペイサーズが勝つスタイルは明白で、NBA随一のトランジションオフェンスを誇る。このアドバンテージは通常プレーオフで減少するが、ペイサーズは例外で、全てのポゼッションでこのスタイルを貫くため、対策しても完全に封じるのは難しい。 ニックスも速攻を使うが、基本的にはスローなテンポのオフェンスを好む(ペースはリーグ26位)。ゆっくりした展開はニックスに有利に働く。 シボドーHCはおそらくリーグで最も要求の厳しいヘッドコーチだ。ニックスはレギュラーシーズン中、速攻からの失点をリーグ10位に抑えていた。ただ、プレーオフでは選手たちの極端な出場時間による疲労の影響もあってか、このディフェンスがやや低下している。

  • 大一番で堅守速攻が機能、125-93で快勝を収める


    サンダーとナゲッツによるシリーズは3勝3敗で『GAME7』へともつれた。この大一番で強さを発揮したのはホームのサンダーで、ナゲッツはクォーターが進むにつれて失速。125-93で勝利したサンダーが、ティンバーウルブズの待つカンファレンスファイナル進出を決めた。

    ナゲッツはハムストリングスを痛めたアーロン・ゴードンが強行出場。クリスチャン・ブラウンのフローターに豪快なダンク、そのブラウンのアシストからニコラ・ヨキッチのゴール下と、パワフルなプレーでいきなり2桁のリードを奪ったが、その後は失速した。

    流れを断ち切ったのはアレックス・カルーソだ。チェット・ホルムグレンとアイザイア・ハーテンシュタインのセンター2枚でヨキッチをゴール下へと侵入させず、カルーソは懐に飛び込んでボールを狙い続ける。最初の5分半で得点とアシスト、フリースローでナゲッツに勢いをもたらしていたヨキッチに対し、無理にボールを奪うよりも執拗に仕掛けてフラストレーションを溜めさせ、カルーソ投入後の6分半はヨキッチに得点もアシストも許さず、最大11点あったビハインドを5点まで縮めて第1クォーターを終えた。

    12分間フル出場だったヨキッチがここでベンチに下がると、たった1分半でサンダーが逆転する。ヨキッチ不在の時間帯にペイントを守るゴードンは、足を引きずりながらでプレーの強度が出せない。ここからしばらく試合は両チームとも3ポイントシュートに当たりが来ずにロースコアのまま推移したが、第2クォーター終盤にサンダーが突き放す。

    カギとなったのは執拗なディフェンスからナゲッツのミスを誘い、そこから走ったこと。そして、このシリーズで得点面で不調だったジェイレン・ウィリアムズに当たりが来たことだ。ウィリアムズは3ポイントシュートにリバウンドを奪ってそのまま速攻を仕掛けてのダンク、ヨキッチからスティールしてワンマン速攻、カルーソのスティールから再び速攻でのダンクと鮮やかな得点を次々と挙げ、一気に点差を広げた。

    ナゲッツのオフェンスは分断され、この時間帯からイライラしたヨキッチが個人で打開を図る。これはナゲッツにとって明らかに良くない傾向だが、ジャマール・マレーとのピック&ロールを上手く守られ、3番手のゴードンも動けないとなると、ヨキッチの個人技頼みにならざるを得なかった。そしてそれがターンオーバーになり、サンダーの速攻を許す展開となった。

    前半を終えて60-46。サンダーの勢いは第3クォーターも衰えずに97-72までリードを広げる。第4クォーター開始から2分半、32点差の状況でナゲッツはヨキッチを始め主力を全員ベンチに戻し、高いレベルでの攻防が続いたシリーズはあっさりと終焉を迎えた。

    「プレーするのが楽しみでなかなか寝付けなかったよ」

    第3クォーター終了までのナゲッツのターンオーバーは17で、アシストの16より多かった。3ポイントシュート33本中7本(21.2%)という数字も含め、サンダーのディフェンスが完全に抑え込んだ形だ。

    オフェンス面ではシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが35得点4アシストを記録。ジェイレン・ウィリアムズが24得点7アシストと、2番手として素晴らしい活躍を見せたのも大きかった。シェイは「この試合にどれだけ大きなものが懸かっているかと考えて緊張していた」と明かしたが、ジェイレンは「あまり眠れなかったけど、それはこの試合が楽しみだったからだ」と話す。「楽しみすぎて寝付けなかったよ。『GAME7』を何回経験できるか分からないけど、素晴らしい機会だから興奮していた」

    その『相棒』の活躍をシェイは笑顔で称えた。「今日のダブ(ウィリアムズ)は見事だった。第2クォーターにリードを広げるきっかけを作ってくれた。でも、彼をずっと見てきて印象深いのは精神面の成長だ。昨シーズンなら今日みたいなプレーはできなかったと思う。その一歩を踏み出したことを誇らしく思うよ」

    そのウィリアムズは、オフェンスでの自分の活躍はチームディフェンスあってこそだと強調する。「シュートは時には決まり、時には外れるものだけど、ディフェンスからトランジションに持ち込めばレイアップのチャンスが生まれる。それがペイントエリアでの得点の多くを占めているし、ハーフコートオフェンスにも良い流れを生み出す。それが僕たちの自信の源なんだ」

    チームで良いディフェンスをして、オフェンスに転じれば運動能力を生かす。サンダーはまさにこの点でナゲッツを上回った。「僕らのディフェンスはボールを奪うことを前提としない」とウィリアムズは言う。「どれだけ相手に仕掛けられるか、どれだけ正確に、多くローテーションできるか。そこに集中しながら、できる限り攻撃的に守り、互いにカバーする。そうしてターンオーバーを引き出せれば最高だけど、僕らはただすべてのシュートに競り、すべてのリバウンドを狙うようにしている。それが僕らの強さだと思う」

  • NBA公式タイムキーパー TISSOT主催、渋谷にて「TISSOT×NBA POP-UP EVENT」を開催

    2025年5月23日(金)~25日(日)/入場無料

    会場:SHIBUYA TSUTAYA 1階 SIPS A(SHIBUYA IP SQUARE A)

    NBAのオフィシャルタイムキーパーを務める、1853年創業のスイスの時計ブランドTISSOT(ティソ)は、2025年5月23日(金)〜25日(日)の3日間、SHIBUYA TSUTAYA 1階(渋谷区宇田川町)にて「TISSOT×NBA POP-UP EVENT」(入場無料)を開催いたします。

    本イベントでは、NBAの2025-2026シーズンの公式戦から使用開始予定のティソの新ショットクロックを日本初公開・展示するほか、本年2月に発表されたNBAオフィシャルウォッチ「ティソ スーパースポーツ NBA スペシャルエディション」をはじめ、ティソのジャパンアンバサダーを務める河村勇輝 選手が着用する「ティソ PRX」など、バスケットボールにまつわるティソのコアコレクションを展示いたします。

    さらに河村勇輝 選手やデイミアン・リラード選手など、ティソのアンバサダーのサイン入りユニフォームや写真の展示、そして現在開催中のNBA プレーオフの5月24日、25日開催試合のパブリックビューイングなど、TISSOTとNBAの魅力が詰まったコンテンツを多数ご用意しています。

    TISSOTのスタイルとNBAの熱狂が交差する、バスケファン必見の3日間。

    この特別な体験を、ぜひ渋谷でお楽しみください。

    【概要】

    ■イベント名:TISSOT×NBA POP-UP EVENT

    ■日時:2025年5月23日(金)〜25日(日)

    5月23日(金)17:00〜20:00

    5月24日(土)  8:30〜20:00

    5月25日(日)  8:30〜20:00

    ■会場:SHIBUYA TSUTAYA 1階 SIPS A ※入場無料

    東京都渋谷区宇田川町21-6

    ※24、25日の25日のパブリックビューイングでは、一部体験コンテンツを制限させていただきます。あらかじめご了承ください。

    【内容】

    ・日本初公開・展示! NBA公式新ショットクロック展示(記念撮影可)

    オフィシャルタイムキーパーのティソが提供する

    NBA公式の新ショットクロックが、日本初お披露目!

    2025-2026シーズンより実際のNBA公式戦で使用される最新モデルを、間近でご覧いただけるまたとないチャンスです。

    会場ではショットクロックとの記念撮影も可能。まるで試合会場にいるかのような臨場感の中で、NBAの熱気をご体感いただけます。

    ・バスケにまつわるティソの腕時計の数々を展示

    NBAオフィシャルウォッチ「ティソ スーパースポーツ NBA スペシャルエディション」をはじめ、バスケットボールにインスパイアされたさまざまなTISSOTの腕時計を展示します。さらに、ティソのジャパンアンバサダーであり、NBAに挑戦中の河村勇輝 選手が着用する人気モデル「ティソ PRX」も登場。伝統と革新の技術が融合したティソの時計の魅力を、実物を通して感じていただける機会です。

    ・体験型フォトブース

    まるでNBA選手のように、憧れのダンクシュートがキマる⁉ 体験型フォトブースが登場!

    地上にいながら、ダンクの瞬間を撮影できる特別なセットで、まるで本当にダンクを決めたかのような1枚が撮れるフォトブースをご用意します。映える写真が撮れること間違いなし。SNSでシェアすれば、注目度もアップ!バスケ好きなら誰もが一度は憧れる“あの瞬間”をぜひ会場で体験してください。

    ・ティソとNBA、河村選手にまつわるコンテンツが多数

    NBAに挑戦する河村勇輝選手や、NBAスタープレイヤーでTISSOTのグローバルアンバサダーたちにまつわる展示も展開。選手たちのプレーシーンにフォーカスしたビジュアルなど、NBAファン必見のコンテンツをご用意しています。さらに、TISSOTのオリジナルグッズが当たる抽選会も開催。イベント来場の記念としても嬉しいアイテムが手に入るチャンスです。

    【NBAプレーオフ パブリックビューイング presented by NBA Rakuten & ハーフタイムパフォーマンス】

    5月24日(土)・25日(日)には、世界中が注目するNBAプレーオフを、楽天が運営する、NBAの日本国内向け動画配信サービス「NBA Rakuten」の映像にて、大型スクリーンでリアルタイム観戦できるイベントを実施します。白熱の試合展開を、バスケファン同士で応援しながら楽しめる臨場感たっぷりのコンテンツです。初めての方も、仲間と一緒に盛り上がれるこの機会をお見逃しなく!

    さらに、ハーフタイムにはスペシャルゲスト「侍BALLERS(サムライボーラーズ)」が登場!

    福岡を拠点に活動するフリースタイルバスケットボールチームで、2025年にはNBAおよびGリーグの公式戦ハーフタイムショーにも出演。アジアのチームとして初の快挙を成し遂げた彼らのパフォーマンスを、渋谷でご覧いただけます。

    ■パブリックビューイング実施日時

    2025年5月24日(土)・25日(日)

    5月24日(土) 開場:8:30~予定/ 朝9:00〜 NBAイースタン・カンファレンス・ファイナル

    5月25日(日) 開場:8:30~予定/ 朝9:30〜 NBAウェスタン・カンファレンス・ファイナル

    映像提供:NBA Rakuten

    入場無料

    開場・開始時間は変更となる場合がございます。

    ※会場混雑時には安全のため入場をお断りする可能性がございます。あらかじめご了承ください。

    ※試合内容・時間は予告なく変更となる場合がございます。

    ※通信状況の諸事情により映像・音声の乱れが生じる場合がございます、あらかじめご了承ください。

    ※記録や取材の撮影が入る場合がございます。

    ※パブリックビューイングでは、一部体験コンテンツを制限させていただきます。あらかじめご了承ください。

    ティソ[TISSOT]について

    ティソは1853年の創業から170年以上にわたり、さまざまな革新的な技術の開発と熟練の職人の技術により、より素晴らしい、最高峰の時計を世に送り出すことを志してきました。さらなる高みを目指し、日々、努力を重ね、世界中で活躍するバスケットボールプレイヤーたち、そして彼らによって築き上げられてきたバスケットボール文化は、私たちと同様の精神を持つ存在であり、私たち、ティソがFIBA(国際バスケットボール連盟)やNBA のオフィシャルタイムキーパーをはじめとし、バスケットボールと深い関わりを持ってきた理由の1 つでもあります。

    2008 年に初めてFIBAと提携、2015年にNBAと提携し、現在、それぞれのオフィシャルタイムキーパーとして、試合会場ではおなじみの存在となっています。さらに毎試合毎秒の正確なタイミングを計るだけでなく、デイミアン・リラードなど、NBA のトッププレーヤーをブランドアンバサダーとしても迎えています。さらに、2024年2月よりティソ ジャパンアンバサダーとしてプロバスケットボール選手の河村勇輝選手が就任し、ティソの時計づくりの精神「わが未知をゆけ。」(FOCUS FORWARD)を体現する存在としてサポートしています。

    ティソは、時計製造や計時の枠を超えて、個々の人生のあらゆる瞬間に寄り添い、成功だけでなく、成功にいたる過程そのものを称える時計ブランドです。

  • ジェイソン・テイタムの負傷はセルティックスとNBAの今後にどう影響するのか?

    セルティックスが大型トレードを行わない限り、その数字は下がらない。そしてフリーエージェントとなる主な選手はアル・ホーフォードだけだ。そのほかの選手たちは保証契約下にある。一定の限界があるチームにとっては多額の支出となるだろう。一部の放出は避けられないと見られる。

    最も可能性が高いのは、34歳のドリュー・ホリデーだろう。非常に効果的な選手であることは変わらない。だが、3240万ドル(約46億3320万円)という年俸は、コストカットのために最も容易な選択肢となる。また、クリスタプス・ポルジンギスも3070万ドル(約43億9010万円)の契約最終年となる選手だ。ジェイレン・ブラウンの5310万ドル(約75億9330万円)はリーグで11位の高額年俸であり、さらに今後3年で上昇する。デリック・ホワイトは来季の年俸が2810万ドル(約40億1830万円)だが、どのチームも欲しがる人材だ。

    この夏は、これらの選手すべてに関するトレードがうわさされるだろう。そしておそらく、セルティックスが財政的に悪い状況に陥らないように、少なくとも彼らのうちひとりは放出されるはずだ。

    セルティックスがこれらの選手をキャップスペースがあるチームとトレードし、引き換えの選手の年俸を請け負わない可能性もある。その条件を満たすのは、ブルックリン・ネッツとユタ・ジャズだ。ほかにも、デトロイト・ピストンズとメンフィス・グリズリーズに、セルティックスが引き受けるサラリーが下回る不均衡なトレードを成立させられるキャップスぺースがある。

    これらのチームが絡んで、よりクリエイティブで複雑な三角トレードとなる可能性もあるだろう。それは最も実現の可能性が高いかもしれない。この場合、セルティックスは高額サラリーを引き換えに請け負うことなく、もっと多くの有力チームとのトレードを行える可能性がある。

    セルティックスがニックスを下してシリーズは第6戦へ デリック・ホワイトが34得点

    セルティックスが本当にトレードを行う場合、2年以内に優勝を競えるだけの戦力を保ったチームとし、テイタムが高いレベルで復帰できるのを願うのが狙いとなるだろう。

    ケビン・デュラントは30歳でアキレス腱断裂から復帰を果たした。コービー・ブライアント、クレイ・トンプソン、ルディ・ゲイといった選手たちも、全盛期ほどではなくとも復帰を遂げている。

    テイタムはまだ27歳だ。上記の選手たちよりも若さが味方になる。選手の肉体はそれぞれ異なるものだが、テイタムが再びコートに戻ってきた時に、オールスター級のままでいられる可能性は十分だ。

    その時のセルティックスは、優勝した時ほどのグループではないかもしれない。だが、テイタムが90%の状態で戻ってこられれば、依然として優勝を競えるだけのチームとなるはずだ。テイタムが離脱し、セルティックスの戦力が低下すれば、東地区はさらに混戦となる。今季の地区決勝にはインディアナ・ペイサーズが進出した。もう1チームはニックスになることが有力だ。これは誰も予想しなかったことだろう。

    それなれば、来季はどのチームが台頭するか分からない。クリーブランド・キャバリアーズ、ニックス、ペイサーズ、あるいはほかのダークホースとなるチームにチャンスがあるだろう。フィラデルフィア・76ersはNBAドラフト2025で全体3位指名権を獲得し、流れを変えられるかもしれない。ヤニス・アデトクンボが東地区内で移籍し、新天地を優勝を競えるようなチームとするかもしれない。様々な可能性があるのだ。

    イーストは好チームのすべてがこの夏、大きな動きに出るべきだ。こういった機会はそうそう訪れるものではない。トロント・ラプターズはカワイ・レナードの1年レンタルというトレードに踏み切り、2019年に球団史上唯一となるNBA優勝を達成した。来季はそういったことがあるかもしれない。

  • ハムストリング痛で離脱、ウォリアーズは4連敗で敗退

    ウォリアーズはカンファレンスセミファイナルでティンバーウルブズに敗れ、2024-25シーズンを終えた。振り返ればこの7カ月間は例年以上に山あり谷あり、まさに激動のシーズンだった。クレイ・トンプソンが去り、開幕から12勝3敗と好スタートを切ったかと思えば全く勝てなくなり、チームに明るい見通しが持てない状況にステフィン・カリーが警告を発することもあった。 転機となったのはジミー・バトラーの獲得だ。ケビン・デュラントやザック・ラビーンの獲得が噂されると同時に『将来の資産を守る』という名目で補強を見送る説も出る中で、トレードデッドラインにヒートと対立したバトラーの獲得が実現。ここからウォリアーズは23勝8敗とV字回復を見せ、プレーオフに第7シードで進出。ファーストラウンドでは『GAME7』の末にロケッツを撃破した。 しかし、ウルブズとのシリーズ初戦でカリーがハムストリングを痛めて戦線離脱。この試合には勝ったが、その後は4連敗。カリーは第6戦での復帰を目指して調整を続けてきたが、それは実現せずに終わった。 敗退から一夜明けて、カリーはシーズン最後の会見に応じた。「2月から最後のチャンスをつかむために頑張ってきた。一時期の僕らはプレーオフに何とか滑り込むのが目標で、その立場から考えれば誇りに思えることはたくさんあるけど、失望しているのも確かだ。第6戦での復帰に向けて回復は順調だった。ブランクがあるから上手くいったかどうかは分からないけど、僕は楽観的だった」

    「ケガがなければ優勝できたかもしれないと考える」

    スティーブ・カーは「チャンスはあったが運が味方しなかった」とウルブズとのシリーズを総括した。カリーもそれに同意する。 「優勝チームが決まるまでの数週間は、ベッドに入るたびに『優勝できたのに』と思うだろうね。でも、このリーグで優勝するのは本当に難しくて、すべての物事が自分たちの思い通りに進まなきゃいけない。過去には相手の不運に僕らが助けられたこともある。健康と運が必要で、終盤でボールがどちらに転がるかみたいな予測不可能なことがあるから、人々はバスケに熱狂するんだ」 「ケガがなければ優勝できたかもしれないと考える。実際にそうだったと思う。でも同時に、僕は来シーズンを楽しみにしているんだ。僕のケガで状況が変わったけど、誇れる点は多いし、前向きな姿勢を維持していきたい。僕が欲しいのは優勝争いのチャンスで、僕らは実際に優勝の可能性がある最後の8チームの一つだった」 コートに立てないまま敗退した悔しさは本人にしか分からないものだ。それでもカリーは穏やかな表情で、時おり笑顔も交えながら自分の思いを語った。リーグで最も高額年俸のチームでありながらプレーインで敗退し、解体の危機にあった1年前よりもチーム状況はずっと良くなっており、そのことがカリーに明るい未来を感じさせている。 「プレーオフに残っているチームの戦いぶりや、残念にもケガをしてしまった選手を見ていると、このリーグでは強豪としての地位が保証されていないことをあらためて思い知らされる。でも僕とドレイモンド(グリーン)、スティーブ(カー)、バトラーは契約をあと2年残していて、この状況を最大限に生かせばいい。万全の準備をして、また82試合のシーズンに臨むよ。できればプレーオフ進出のために2カ月間の過酷な戦いを強いられることなく、終盤にはもう少し余裕を持って臨みたい。チームの方向性は明確になっているから、来シーズンを楽しみにしている」